JA共済連青森は7月20日、青森県身体障害者相談員協議会で介助犬の普及支援活動に関する説明会を県の身体障害者相談員ら約30名を対象に行った。日本介助犬協会の髙栁友子専務理事が、介助犬の役割や現状について「介助犬は人生を変える手伝いや、医療従事者などになっている」と呼びかけた。
手や足などに障害のある人の手助けをする介助犬は、飼い主と一緒に訓練を受けて認定される。今年3月時点では、介助犬は、全国で65頭であり、青森県での利用者は無く、認知度の低さが課題となっている。
髙柳専務理事は講演で、介助犬の役割を「ハードとソフトの両面で、障害者の支援ができること」と強調し、犬の世話をすることが自立の手助けになると説明した。
同日は宮城県で介助犬の「グレープ」と暮す我妻進之さんも出席し、床に落ちた物を拾う様子などを披露した。
【床に落ちた物を拾う様子を披露する介助犬のグレープと我妻さん】